Interiorの最近のブログ記事

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にしすがも創造舎にオープンしたCamo Cafe、カフェの屋外のサインの「カモコーン」は、地域の親子を集めてワークショップを開いて作りました。工事用のコーンを白く塗装し、葉っぱのはんがでおしゃれをします。下塗りまでをこちらで用意し、白ペンキの本塗りからこどもたちが参加しました。
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やってみたかったペンキを塗り!本物のハケを使うのが嬉いようです、まるで職人さんになった気分で、ものすごい集中力でみんな塗っています。
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塗れたら、こんどは校庭に葉っぱを摘みにでかけます。お花もいっぱい割いています。いろんな形、いろんな大きさ、いろんなにおい...それぞれお気に入りを見つけてたようです。
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ここからが本番。柔らかい葉っぱにローラーでペンキを塗るには技がいります。「ペンキをつけたら、ゆっくりもちあげて、しずかーにこすってください..」先生の説明を、みんなとても真剣に聞いています。
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やっぱりローラーは大人気です。普段さわれない特別な道具って楽しいですよね。手がべったべったになりながらも、とても誇らしげにみんな仕事します。つきそいの親御さんも手伝いながら、みんな夢中で作ってくれました。
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スタンプができたら、最後にコーンの頭に観葉植物のポットを埋込みます。これは、ガーデナーの小島理恵さんにご指導いただきました。これで完成!暑い中みんなとっても頑張りました。
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全部で13個できあがりました。作った本人は、たくさんおいてある中からどれか自分のかすぐにわかるようです。「これオレの!」と、みんなとても誇らしげに教えてくれます。
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こうしてCamo-cafeのしつらえは、たくさんの人が関わりながらできあがりました。オープン後も、ショップスタッフでアーティストの渋谷さんのコーディネートで、いろいろな備品をつくるワークショップをもよおしているそうです。お庭のグリグリプロジェクトで採れたお野菜も届いたようです。おいしそう! 

ある日、カモカフェの内装のお手伝いをしてくれた学生さんにが、「あの作業に関わった全員が『楽しかった!』って思っていたはず!」と話してくれました。だからでしょうか、お母さんの手作りハンバーグがおいしいように、みんなが「楽しい!」と手をかけて作った空間というのは、とってもきもちいいオーラに満ちるんですね。施設の人たちは「幸福の部屋」と呼んでくれているみたいです。食べものも空間も同じなんだなーと思いました。

引き続き、office mikikoでもしつらえバージョンアップは進行中です。2月にはカーテンとお外の照明をリニューアルする予定です。みなさまお近くに寄られる際には、ぜひお立ち寄り下さい。くわしくは>> Camo Cafe blog
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2008年の10月、廃校になった中学校の校舎をアートや演劇に使う「にしすがも創造舎」というところに、Camo-Cafe というカフェをオープンし、その内装をofficemikikoでやりました。

この場所には2つのNPOが関わっています。一つはアートネットワーク・ジャパン、体育館で演劇の公演を行ったり、教室を若い演劇家に稽古場に貸し出したりしています。春には東京国際芸術祭が開かれ、海外の監督さんが来たりします。また体育館は稽古場や撮影に貸しているので、有名な俳優やタレントが校庭でイップクする姿をよく目にします。

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もう一つは芸術家と子どもたちというNPO、子ども向けのアートワークショップを企画しています。校舎の教室で絵本ライブラリーを開き、赤ちゃんづれ向けのイベントを開いたり、校庭の一角に畑と石窯をつくり、地域の親子がどろんこになって耕して、できた野菜でピザを焼いて食べたりもしています。運動場は芝生がしかれていて、野球をしたり走り回ったりできます。

こんなふうにアート、芸能、地域、親子、畑、スポーツまでいろんな種類と年齢の人が集まる、いい感じの場所です。ただ門構えがだいぶ地味なのでマイナーなイメージが勿体ないところ。もっとお洒落に、多くの人に立ち寄ってもらえるようなカフェのデザインを..ということで依頼をいただきました。

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フタを明けてみると、普通に商業カフェを工事するにはだいぶ少ない予算。でも、なんとか素敵な空間を作りたいなあ..と頭をひねりました。おそらくお洒落のための新しい建材は何一つ買えないでしょう。できるのは、ペンキで古くなった壁や床を塗りなおすくらい。うーん、ペンキで何ができるかなあ...、と思いついたのが、図工の時間にやったインクやローラーで絵を描く実験のような遊び。いろんな方法があったなあと、本屋で図工の教材をあさりました。

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シャボンにインクを混ぜてブクブク絵を描く、紙でレリーフを作って版画にするなど、いろいろなトンチお絵描きの方法があります。「そうだ、校庭のはっぱで壁に絵を描けば、材料費はかからないけれどこの場所にしかないものができて、素敵かも!」ということで、さっそく事務所で模型や実物大で試作品をつくり、あれこれ案を練りました。 
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工事は、古くなったガラスの張り替えなど、必要なところだけ工務店さんに入ってもらいました。壁や本棚などの家具は、舞台のあまりの合板を再利用しました。塗装はなかむらしゅうへいさんに入ってもらい、発色の出し方などマニアックなアドバイスをもらいつつ、倉庫に余っているペンキを安く入れてもらいました。実際、木材もペンキも捨てるのにお金がかかるご時世ですから、このように予算が少ないというのは、けっこう地球に良いことなのかも。手配はとっても大変ですが..すばらしきエコ!  


まずは壁と天井を真っ白に塗ってはんがの下地ができあがりました。
作業には、美大生さんや社会活動に興味のある学生さんが参加してくれました。遠くははるばる福岡からの学生さんも、夏休みを利用して参加してくれました。まずは作業がはじまる前に、校庭にはっぱを摘みにゆきます。ローラーでペンキをつけたら、そっと壁に転写します。これを、何千枚もやって、緑の部屋いっぱいに、白いはっぱをスタンプします。

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のつける量、おしつける強さ..やった人にしかわからないカンが芽生えるようです。こうやって、1週間くらいかけて、ペタペタと壁に絵をかく日が続きました。なんとなく、アバウトに、でも葉っぱが茂っている感じに配置するのは、けっこう難しいものです。

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飛んでるカモの絵は、まずは紙で下絵を作って壁に貼ってから、あれこれ位置とかたちを調整してフィックスします。普段は模型でスタディをするので、原寸(1分の1)の大きさで考えるのはすごく面白いですが、体力的に大変です..。

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そんなこんなで、みんなの手でつくった葉っぱはんがの部屋が、できあがりました! 参加してくれた学生のみなさん、関係者のみなさん、どうもありがとうございました。この部屋に入ると、みんな「わ〜」と声をあげます。あったかくて不思議な空間です。できあがりの写真はofficemikikoのHPに載っています。こちらからご覧下さい。

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1,2,3 photo (c) osamu kurihara

〜 青山児童館を大改造..(案)〜
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   (クリックすると掲載webページへジャンプします)

オランダから日本にもどって事務所をたちあげたころ(2003年)、建築家の友人の相澤久美さんと一緒に「もっと素敵なこども環境があったらいいよね」とよく話していました。おたがい小さな子どもを育てている最中で、建築をデザインするということだけではなく、何かお母さんとして大切に感じていることを、行動にうつしたいなと思っていました。
ちょうど、Dictionaryというフリーペーパーから、mother(母性)をテーマにした号を発行したいから、何かやらない?とのお話がありました。(このフリーペーパーは、スネークマンショウのプロデュースをされた桑原茂一さん発行で、今年で20周年目になります。坂本さんや茂木サンなどいろんなアーティストやミュージシャンが投稿しています。)

そこで、オランダで見てきたような、気持よいパブリックスペースがもっと東京にあったらいいのに! という気持があったので、家の近くの「港区立青山児童館」という施設の改装計画を、勝手に描いてみました。この児童館は、表参道のあたりの青山通りに面しているのに、施設も建物も閉鎖的で可愛くなくて、もったいないな〜..といつも思っているところでした。
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..もしもあの建物が..

  自然エネルギーで自給できて、屋上には畑がいっぱいで..
  そこで採れたお野菜を、1階のカフェでお料理して食べることができて..
  こどもたちは、地域のレストランからの生ゴミ回収のお手伝いをして、
  お礼のコインで好きなジュースを飲むことができて..
  カフェではワークショップやいろんなイベントが行われていて、
  地域の人も、大人も子どももお兄さんお姉さんみんなが楽しめて..
  災害時には防災拠点になって、まちの命をしっかり守ってくれたら..

みんなとっても嬉しくなるだろうな〜..!
「あったらいいな」のアイデアを勝手にモリモリ盛り込んだ理想のタテモノです。

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同じ誌面で、APバンクなどでご活躍の田中優さんとの対談もさせて頂きました。
通貨のこと、エネルギーのこと、法人や団体のしくみのこと、いろいろなことを教えて頂き、とっても勉強になりました。

思い起こせば、これが私の地域や社会のお仕事の原点になっているのかなあと、久しぶりに読みかえして思いました。5年たったいま振り返ると、こういう空間を実際につくるお仕事に、ちょっとずつではありますが、実際に関わっていていることを嬉しく思います。最近できたカモ・カフェはだいぶ近いものがあるかな..と。これからも、いろいろな人と一緒に、キラキラしたみんなの場所をつくって行きたいです。

このフリーリーペーパーdictionaryの20年の全号をWEBライブラリで見れるようになっています。時系列、人名タテヨコ横断できるので面白いですよ。 ↓
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(これまでHPやコラムで書きためたものの、ご紹介です) 

〜オランダ遊び場事情 1〜 

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アムステルダム市街の中心にあるニューマルクト広場のすぐ近くに、私の友人のSim(シム)という50代の男性が経営する保育園があります。 住宅や店がつまった「ロ」の字の形をした4階建のブロックの1階にあり、近隣でシェアする中庭もあります。
外からはあまり目立たないのですが、中に入るとビックリ! まるでトム・ソーヤやピーターパンの隠れ家のような、自由と冒険の響きに満ち溢れた、ものすご〜いオーラを発した空間が広がっているのです。。。
 
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まずびっくりするのが、四角い室内に張り巡らされた、迷路のようなトンネル空間。本人が何年もかけて作ったそうですが、とにかくすごい。 靴箱がそのまま階段に続いていて、あがって行くと、トンネルのような細い穴を抜け、天井部屋にたどり着きます。途中に滑り台や、ぶらさがりロープ、落とし穴などがあったりします。 生後3ヶ月の赤ちゃんから、4歳の子どもまでが、この迷路の中でキャーキャーいいながら、鬼ごっこをしたり、秘密基地を作ったり、すべる順番で喧嘩したり、落っこちて泣叫んだり、隠れていじけていたり...! もう、とんでもない興奮を繰り広げています。 

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そしてまた驚くのが、天井から裸のまま吊るされたガスストーブ。みんなすぐ届いてしまう高さにあって、触るともちろん熱いです。やけどもします。いつもこのストーブの「底」を見上げながら過ごしています。本当に落っこちてこない? 大丈夫..? と、行くたびに私はハラハラしていました。


壁には、とんでもない数のがらくたが張り付けられています。大工道具や合板が、そのまま放置されています。壊れた自転車のペダルを、男の子がすごい勢いでぐるぐる回していて、いつ車輪が飛んで来ないか、ハラハラしてしまいます。五寸クギやノコギリも、赤ちゃんだって手をのばせばすぐ届くところにあります。

保育園なのに昼寝用のベッドはなくて、みんな眠くなったら、穴や階段や、好きなところで寝るのだそうです。唯一、床に転がっているベッドマットは、みんながピアノの上からジャンプするので、穴だらけでボロボロ。 一応ランチを用意するキッチンもありますが、食器は子どものおままごとセットとごっちゃに使われて、砂が入っていたり、ベタベタしていたり。ここで、シムがサンドイッチを作ってくれます。みんな、お腹がとても強いんですね。
お茶を入れるとき、「これ本当に使ってもいいの?」と聞いたら、シムは「....なんで?」と答えていました。

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ある日驚いたのは、真夏の昼間、男の子が革のジャケットを裸の上にそのまま着ていました。どうしてもそれが着たかったらしく、とても誇らしげ。でも、だんだん暑くなってきたみたいで、シムにごにょごにょ相談をしてから、その子は庭に出て、そのまま服の上からホースで水浴びをし始めました。どうやら、自分でちゃんと乾かすのなら、そのまま水浴びしてもいいよ、と約束をしたようです。でも、びしょぬれになった革はとっても重くてしぼりにくくて、その子は、1時間くらい、泣きながらやっていました。

とにかく「何をしてもいい」のがこの保育園、自由は大人が汚してはいけないことだそうです。でもその代わり、自分で決めたことは、最後まで自分で責任をとる、そういうことを、シムはいっぱい教えたいみたいでした。 アムステルダムは自由を大切にする街ですが、ここは特に、すごいです。行くたびに、自分は何てカタブツなんだ..と常識と脳みそがグニョグニョにされます。 アムスに行くことがあれば、是非是非、訪ねてほしい場所です。