Hollandの最近のブログ記事

(これまでHPやコラムで書きためたものの、ご紹介です)

〜オランダ遊び場事情4〜

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海運はオランダの代表産業です。国一番の港湾都市ロッテルダムのHeijplaatという地区に、あるこの公園は、Ton Venhoevenという建築家によるものです。港のいろんなアイテムを遊具に変身させてしまった、とってもユニークな公園です。

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Heiplaat地区は、市街地から地下鉄とバスを乗継いでゆく、本当に港の真ん中にある団地のようなところ。道中、こんなコンテナの山の景色がずーーっと続きます。

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コンテナは大胆に積まれてアスレチックに、遮断機の紅白バーはシーソーに、ロープを固定するブロックは飛び石のように配置されています。

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テレタビーズランドのようなランドスケープも、まるで劇場のよう。大人が見てもわくわくするのですから、子どもにとってはイマジネーションの宝箱です。めだまがついているのが、また何ともチャーミング。

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いわゆる遊具の安全基準からすると、ヒヤリとするところはあれこれありそうです。が、なによりも、海賊ごっこなど、普段の公園で思いつかないような遊びがいっぱい思いつきます。大人でも、思わず遊び回りたくなるデザイン。お手本のひとつです。

"t Doolhof"  Karimunstraat 24, Rotterdam  設計:Ton Venhoevenheijplaat5.jpg

(これまでHPやコラムで書きためたものの、ご紹介です)

〜オランダ遊び場事情 3〜

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オランダは酪農国で牛や鶏と共に暮らす国です。その文化を都会っ子にも受け継ぐためでしょうか、街のあちこちに小さな牧場つきの公園がありました。オランダ語では、"kinderboerderijen" と言うそうです。

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馬、牛、羊、鶏、ウサギなどがいて飼育者が常駐し、ワークショップや子ども飼育当番などのプログラムも充実しています。公園に面した普通のアパートの外壁には、恐らく子どもたちが描いたようなおっきな壁画がありました。

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近所の人が固くなったパンをあげにきたり、とれた卵を販売していたり、まるで酪農をテーマにした地域集会所のようです。オランダのパンは添加物が少ないのか、すぐにカビでしまいます。すると、みんな余ったパンのかけらを動物にやりに来るのです。私たちも、子どもといっしょに、「ガーガーちゃんにパンをあげにゆくの」が、毎週の習慣でした。

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使わなくなったトラクターを可愛くペイントして、遊具のように置いてあったり。。

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アムステルダムでしばらく住んでいた家(東京で言うと、山手線のちょっと外側の「めぐろ」くらいのイメージ)から、歩いてたった5分のところにもありました。

もっと都心で、例えば日本でいう歌舞伎町のような歓楽街にさえ、これがあるのには本当に驚きました。子どもや地域に何が必要か、いかに真剣に考えられてかが分かります。日本にも動物のいる公園はありますが、市や区に数か所という印象ですが、オランダでは学区に1つくらいありました。動物との触れあいが「特別なおでかけ」でなく毎日の暮らしに溶け込んでいて..

本当に、うらやましい! の一言です。kinderboerderijen5.jpg

(これまでHPやコラムで書きためたものの、ご紹介です) 

〜オランダ遊び場事情 2〜

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オランダの都心では一戸建てがめずらしく、ほとんどが3-4階建てのアパートです。よくそれが中庭のまわりをぐるりと一周して、ロの字型の街区になっています。中庭は長方形に分割され、1階に住む人の庭になっていますが、たまに不定形なものが中途半端に残ってしまうことがあります。その部分を児童公園にしているものを、ロッテルダム市ではよく見かけました。 

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これはその一つ、ニューウェスタ地区のもの。左が入口です。アパートの入口と思いきや、中トンネルをこえると、中庭の公園にたどりつきます。トンネルの壁には、可愛い絵がいっっぱい。明るく演出されています。

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だいたい管理人さんが常駐していて、開園時間を決めて運営しています。 この"De Zandtuin"(砂の遊び場。公園ごとにテーマがあるのも面白い!)にも、子供好きのおじさんの管理人さんがいて、朝の9時から夕方6時まで開いていました。ボールや自転車、スコップやフラフープなどの遊び道具をいっぱい貸し出しているので、わざわざ自分のものを持っていかなくていいから便利です。

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小さな売店もあり、アイスや駄菓子、そして大人のためのコーヒーも50円で出してくれていました。オムツ代えができるトイレもあります。ささやかに、お花の手入れもされているのが、とても気持がよいです。

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 遊具はチビっコから小学生までの遊びをくまなくカバーするよう、すべり台でも大小3つありました。安全のために、小さい子のためのエリアが柵で区画されているのは少し不便でしたが、北ヨーロッパでは子どもの遊び環境の安全に対する基準がとても発達していて、地面はゴムタイルか木チップでカバーされていたり、柵の高さや間隔なども法律で厳しく定められています。

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遊具のデザインも、シンプルな素材を使い、ちょっと明るく色を添える工夫が、たくさんみられます。愛情いっぱいです。回転木馬のような変わり種から、井戸やプールなどの水遊び場、ドラムを土につっこんだようなそっけないものまで。いろんな種類の遊具がぎゅうぎゅうにつまっているので遊園地みたいで楽しいのです。

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なんといっても、おじさんが入れてくれるコーヒーが最高! 
退屈な公園の付き添いも、たちまち「お茶している気分」になれます。バルコニーでのおしゃべりや、トランペットの練習の音など、まわりのお家からの気配に守られている感じ。なんともアットホームな気分になります。

4時になると日が暮れてしまうような寒い暗い国だからこそ発達した、環境でしょうか。
こういうデザインも良くて、居心地のいい無料の遊び場が、オランダにはごろごろありました。駐在のおじさん達は、雇用安定の政策のもとで、市やNPOが連携して人材育成や派遣、運営を行っているということでした。

日本でも、北欧の遊具を置いたり、プレイパークのような遊び場が増えて来たていますが、このように都市計画をからめたイキなしくみは、まだまだ少ないように感じます。東京に戻るたびに、何とかならないのかなあ、とはがゆい気持になったものでした。大人も子どもも、ワクワク楽しく過ごせるような環境をつくる仕事がしたいなあ...! と、思うきっかけになりました。
 "De Zandtuin, Rotterdam"、設計architektenburo JAN WEEDA rotterdam
(これまでHPやコラムで書きためたものの、ご紹介です) 

〜オランダ遊び場事情 1〜 

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アムステルダム市街の中心にあるニューマルクト広場のすぐ近くに、私の友人のSim(シム)という50代の男性が経営する保育園があります。 住宅や店がつまった「ロ」の字の形をした4階建のブロックの1階にあり、近隣でシェアする中庭もあります。
外からはあまり目立たないのですが、中に入るとビックリ! まるでトム・ソーヤやピーターパンの隠れ家のような、自由と冒険の響きに満ち溢れた、ものすご〜いオーラを発した空間が広がっているのです。。。
 
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まずびっくりするのが、四角い室内に張り巡らされた、迷路のようなトンネル空間。本人が何年もかけて作ったそうですが、とにかくすごい。 靴箱がそのまま階段に続いていて、あがって行くと、トンネルのような細い穴を抜け、天井部屋にたどり着きます。途中に滑り台や、ぶらさがりロープ、落とし穴などがあったりします。 生後3ヶ月の赤ちゃんから、4歳の子どもまでが、この迷路の中でキャーキャーいいながら、鬼ごっこをしたり、秘密基地を作ったり、すべる順番で喧嘩したり、落っこちて泣叫んだり、隠れていじけていたり...! もう、とんでもない興奮を繰り広げています。 

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そしてまた驚くのが、天井から裸のまま吊るされたガスストーブ。みんなすぐ届いてしまう高さにあって、触るともちろん熱いです。やけどもします。いつもこのストーブの「底」を見上げながら過ごしています。本当に落っこちてこない? 大丈夫..? と、行くたびに私はハラハラしていました。


壁には、とんでもない数のがらくたが張り付けられています。大工道具や合板が、そのまま放置されています。壊れた自転車のペダルを、男の子がすごい勢いでぐるぐる回していて、いつ車輪が飛んで来ないか、ハラハラしてしまいます。五寸クギやノコギリも、赤ちゃんだって手をのばせばすぐ届くところにあります。

保育園なのに昼寝用のベッドはなくて、みんな眠くなったら、穴や階段や、好きなところで寝るのだそうです。唯一、床に転がっているベッドマットは、みんながピアノの上からジャンプするので、穴だらけでボロボロ。 一応ランチを用意するキッチンもありますが、食器は子どものおままごとセットとごっちゃに使われて、砂が入っていたり、ベタベタしていたり。ここで、シムがサンドイッチを作ってくれます。みんな、お腹がとても強いんですね。
お茶を入れるとき、「これ本当に使ってもいいの?」と聞いたら、シムは「....なんで?」と答えていました。

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ある日驚いたのは、真夏の昼間、男の子が革のジャケットを裸の上にそのまま着ていました。どうしてもそれが着たかったらしく、とても誇らしげ。でも、だんだん暑くなってきたみたいで、シムにごにょごにょ相談をしてから、その子は庭に出て、そのまま服の上からホースで水浴びをし始めました。どうやら、自分でちゃんと乾かすのなら、そのまま水浴びしてもいいよ、と約束をしたようです。でも、びしょぬれになった革はとっても重くてしぼりにくくて、その子は、1時間くらい、泣きながらやっていました。

とにかく「何をしてもいい」のがこの保育園、自由は大人が汚してはいけないことだそうです。でもその代わり、自分で決めたことは、最後まで自分で責任をとる、そういうことを、シムはいっぱい教えたいみたいでした。 アムステルダムは自由を大切にする街ですが、ここは特に、すごいです。行くたびに、自分は何てカタブツなんだ..と常識と脳みそがグニョグニョにされます。 アムスに行くことがあれば、是非是非、訪ねてほしい場所です。

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